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信毎賞・信濃毎日新聞創刊150周年

7月5日ホテル国際21において、第30回信毎賞・特別賞の贈呈式があり、来賓として出席してきました。

「君の名は」や記録的ヒットした最新作「すずめの戸締まり」など手がけたアニメーション監督の新海誠氏が第30回記念特別賞、鳥類学者でトキやコウノトリなど希少鳥類の繁殖野生復帰を導いた山岸哲氏、寒天食品「かんてんぱぱ」を全国ブランドに育て、年輪経営で著名な伊那食品工業最高顧問の塚越寛氏、そして松代大本営地下壕の案内や調査研究に取り組むNPO法人松代大本営平和祈念館の2氏1団体が信毎賞を受賞しました。

 

新海誠氏の自然描写は信州が原風景で、すずめの戸締まりで描かれた星空は、映像や野の語りに憧れた10代の頃に佐久で見上げた空に重なるのだそうだ。この10年間映画を作り続けて日本の災害をロジックにした映画作りに一つの区切りがついた気持ちになり、次の10年はまた信州に戻るべきか、あるいは宇宙までもっと遠い場所まで行くべきなのか、今回頂いた賞を道標として、今日から向き合っていければと語っていました。

 

山岸哲氏は学者らしいスピーチで、大学時代の講義を聞いているようでした。最近はおもろい(面白い)研究が少なくなった。初めて聞く、非常に新しいオリジナリティな、かつそれを聞くとあっと驚くようなエキサイティングな研究をおもろい研究といい、おもろい研究をする人をおもろい奴という。おもろい研究をするようなおもろい子供達をどう信州教育で育てるのか真面目に考えていかなくてはならないと力説していました。


塚越寛氏はまもなく86歳になるが幾つになってもお褒めを頂くのは嬉しいと言われました。持論である年輪経営は要は皆が幸せになる末広がりの経営のことを言うもので、だんだん良くなれば皆が幸せになれる。会社も慌てることはなく常に末広がりになるような経営をする。そのためにどうするかということを考えてきたと語っておられました。急成長する木は折れやすく、無理なく少しずつ育つ木は年輪が緻密になり、強く最高の用材になるとの経営持論を説いておられます。


N P O法人松代大本営平和記念館は、松代大本営を保存する会として発足して以来、37年間にわたっています。外部活動では昨年1年間で1万人を越える方々を案内してきており。その多くを小中高校生が占めています。戦争の経験者が少なくなってくる中で戦争の愚かさを語り、平和を展開するために戦争遺跡を持っている意味は大事と語っていました。


贈呈式の後は、信濃毎日新聞社創刊150周年・第30回信毎賞祝賀会が開催されました。

信濃毎日新聞は明治6年7月5日創刊で日本で3番目に古い新聞社であり、この間4回社名が変わったとのこと。小坂荘太郎社長は、太平洋戦争中は戦意高揚の一翼を担ったことの大いなる反省を基に紙面が作られ、今の信濃毎日新聞がある。デジタル化も強化し、読者に信頼される新聞であり続けるよう、不断の努力を重ねていくと述べられました。

日本新聞協会の長谷部副会長(日本経済新聞社社長)は、AIの時代でもジャーナリズムの価値は失われない。現場での取材はネットからの情報では得られない真実があると述べ、共同通信社の水谷了社長は、信濃毎日新聞社の歴史は日本のジャーナリズムの歴史といえると評価されていました。

信濃毎日新聞社は文化芸術・スポーツへの支援にも大きく貢献されており、これからも長野県のための新聞社であることが期待されます。









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